東青協50年の歩み

東京青年印刷人協議会は1976年(昭和51年)に設立されました。半世紀の歩みは、印刷技術や経営環境の変化だけでなく、青年印刷人が何を学び、誰とつながり、次の世代へ何を渡してきたかの記録でもあります。

1976東青協 設立初代議長:八十島 敏行氏(明正社)
199720周年ホテルニューオータニ/神田 貞利議長
200730周年品川プリンスホテル/実行委員長:臼田 真人氏
201740周年ホテルニューオータニ/テーマ「つなぐ」
202750周年TRUNK(HOTEL) CAT STREET「ONDEN」/NEXT 50

1976|東京青年印刷人協議会、誕生

1976年、東京青年印刷人協議会が設立されました。設立時は本部執行部が議長を兼任し、八十島 敏行氏(明正社)が初代議長を務めたことが周年資料に残っています。ここから、東京の青年印刷人が支部や会社の枠を越えて学び合う歴史が始まりました。

1997|20周年 ― 次の世代へ続く節目

20周年は1997年2月1日、ホテルニューオータニで開催。議長は神田 貞利氏(神田印刷)、実行委員長は鈴木 明和氏(マコト印刷)でした。周年行事は、日常の定例会では振り返りにくい10年単位の積み重ねを確認する場として受け継がれていきます。

2007|30周年 ― 品川プリンスホテルに集う

30周年は2007年12月1日、品川プリンスホテルで開催。当時はブロック長制度のため議長職が置かれておらず、臼田 真人氏(アドピア)が実行委員長を務めました。40周年座談会では、当時まだ東青協に入ったばかりだった若手が一参加者として30周年を経験し、10年後には40周年を運営する側になったことが語られています。

「30周年の時にただ参加するという人が、今回も同じようにいるはず。40周年を見て何か感じてもらい、次の50周年へ想いをつないでほしい」

40周年当時、青木允議長はこうした趣旨を語っていました。今回の50周年は、まさに10年前に託されたバトンを受け取る周年でもあります。

2016–2017|青木 允議長期 ― 40周年と「つなぐ」

40周年を迎えた青木期は、経営力向上、イノベーション、東青協ゼミなど、経営者として学ぶ場を重ねながら、2017年3月11日にホテルニューオータニで40周年記念式典・祝賀会を開催しました。226名が参加し、「つなぐ」をテーマに、先輩から現役、そして次世代へバトンを託す節目となりました。

40周年実行委員会では、周年行事には「同窓会」の役割もあると語られました。卒業後も東青協への思いを持ち続ける先輩が多く、周年だからこそ世代を越えて再会できる。その価値は、50周年でも変わりません。

2018–2019|今井 孝治議長期 ― 「強く!楽しく!美しく!」

今井期のテーマは「強く!楽しく!美しく!」。経営者としての強さ、笑顔で交流し前向きに研鑽する楽しさ、そしてデザイン力とセンスを磨く美しさを掲げました。アイデア創出、カスタマージャーニー、ジョブ理論、teamLab Planets、下町SXSWなど、学びと体験を行き来する事業が特徴的です。

2019年度の最終定例会は、新型コロナウイルス感染症の影響で開催中止となりました。ここから、東青協にとって「集まること」の意味そのものが問い直される時代へ入ります。

2020–2021|岩村 貴成議長期 ― 「よく学び、よく遊べ」

岩村期は、コロナ禍の真っただ中でスタートしました。新旧議員交歓会をZoomで開催し、その後も会場とオンラインを併用。組織マネジメント、デザイン思考、付加価値学、事業承継など、経営に直結するテーマを扱いながら、オンラインでも交流の熱量を失わない工夫を重ねました。

テーマ「よく学び、よく遊べ」には、真剣に事業活動へ向き合うからこそ遊びも学びになる、という考え方が込められています。その後、岩村氏は全青協議長として「本業(じく)を変えない儲かリノベーション」を掲げ、利益・課金ポイントまで踏み込む実践的な経営テーマへ発展させました。

2022–2023|村井 雄大議長期 ― 「FunCooLove」

村井期は「楽しく、格好よく、愛される私たちへ」を掲げ、印刷人と東青協そのものの魅力発信を強めました。SNS動画活用、ChatGPT活用、ファッション、XR体験など、外向きで現代的なテーマを積極的に採用。2023年には「TOKYO PRINTERS FESTIVAL」を開催し、子どもを含む129名が参加しました。

「組合だから参加する」から「面白そうだから参加する」へ。青年会の見え方そのものを変えようとした時代として位置づけられます。

2024–2025|小河原 大輔議長期 ― 「東青協は、GYM」

小河原期は、東青協を「強い経営者になるために鍛えるGYM」と定義しました。知識、器、人間性、コミュニケーション能力を鍛えながら、「学ぶ場」「仲間づくり」「ネットワークづくり」を同時に成立させることを目指しました。

2025年には「東青協サミット2025」を開催。支部再編後の青年会活動や、これからの青年組織のあり方を率直に話し合う場となりました。採用、事業承継、組織づくり、アトツギベンチャーなど、経営者として避けて通れない課題も正面から扱っています。

2026–2027|飯島 康弘議長期 ― 「響く、東青協」

東青協 新旧議員交歓会
現役世代の活動風景。50周年を迎える今期も、学びと交流の両輪を大切にしています。

50周年を迎える現期のテーマは「響く、東青協」。心に響く学び、仕事に響く持ち帰り、コミュニティに響くつながりを軸に、青年会員同士だけでなく他団体との連携や各種ツールの活用も進めています。

そして2027年3月5日、TRUNK(HOTEL) CAT STREET「ONDEN」で50周年記念事業を開催します。40周年の「つなぐ」から10年。受け取ったものを、次の50年へどう響かせるかが問われています。

50周年は、次の世代への定点観測

40周年座談会では、30周年当時はiモードを使った企画が話題となり、10年後にはスマートフォンやタブレットが当たり前になったことから、「さらに10年後は想像もつかない」と語られていました。周年行事は、単に過去を祝うのではなく、その時代の東青協を記録する“定点観測”でもあります。

50周年で残す記録も、2037年の60周年を迎える誰かにとっての資料になります。だからこそ、このサイトでは、歴史だけでなく、人の声、写真、失敗、挑戦まで残していきます。

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